出版社内容情報
いじめの特効薬は両親の愛情!子供を追いつめるのは、ガミガミや甘やかし。本書は、親が“いじめ”に与える影響を分析し、いかにすれば、わが子を守れるかを説く。
内容説明
本書は、いじめっ子、いじめられっ子の心理を分析し、両親が“いじめ”に与える影響の大きさをクローズアップ。いじめに負けないための教育法を教える。
目次
第1章 いじめ心理の原点は他者依存
第2章 「甘えさせ」と「甘やかし」とは大違い
第3章 精神的成長を支える男らしさ、女らしさ
第4章 子どもが抱く不安感を理解するには
第5章 こころへの侵入が子どもをダメにする
第6章 わが子をいじめから救うには
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
絵美
8
離婚にともない こどもを転校させることになった友だちの不安をきいたり、わたし自身や こどもたちの幼いころの転校の話を きかせてといわれたりしたことから、いろいろな経験を思い出して、いつもなら手にしない内容ですが 読んでみました。《こどもの 尊厳とか 生きる情熱を たいせつにすることが、加害者としても被害者としてもいじめに関わらない人をつくる》おぼろげに体感してはいたことですが、くっきりと言葉にすることはできなかったので、読書好きな彼女に この本も紹介してみようかな…2019/01/29
ジム
2
育て方の問題なのかな。親の意識の問題だと思うのだけど。よその子とすぐ比べたがる親というのは、どんなに愛情を強調しようが無駄な気がする。2019/06/17
Heyryo Motoyama
1
表現された愛だけが子どもを強くする。いい言葉ですね。また、一方的に叱るのは子どもの心を無視する行為であると。子どもを育てるのは難しい…育児においてもポジティブシンキングが重要という事かな。2015/02/19
インゲン@塩
1
読んでいて何度も泣きそうになりました。親の深い愛情が表れている言葉が、この本にはたくさん詰まっているように感じました。親がこうやって受け入れてくれると、子どもは随分楽になるだろうなあと、いじめられた経験を振り返りながら考えました。あと、自分を見つめすぎてはいけないということにも共感しました。教師を目指す立場として、この本から学ぶべき部分が多々あると感じています。2012/12/10
TOMTOM
1
「甘えさせる」の反対語は「甘やかす」。いじめっ子といじめられっ子の素因は同じだけれど、どちらに転ぶかは放任か過保護・過干渉の違い、と。男の子には男親が、女の子には女親が同一化できるように…などなど親が子どもに与える影響の大きさを改めて感じました。2012/11/11