出版社内容情報
知的で味わい深く、読み手に感動を与える文章を書くには、何を心がければよいのか。文章上達の基本を“技巧”ではなく“心”の面から説く、わかりやすい入門書。
内容説明
手紙、原稿、論文…日常生活の中で、文章を書かねばならない場面は多い。知的で味わい深く、自分の考えをうまく伝える文章を綴るには、何を心がければよいのか。本書は、エッセイの名手として知られる著者が、書く前の準備、上手な文章にするための心得、手紙のコツなど、文章上達のための基本を披露する。書くことへの苦手意識がいつの間にかなくなる、親身のアドバイス満載の書。
目次
第1章 文章を書くこころとは
第2章 文章を書く前に―準備しておくべきこと
第3章 上手な文章を書く秘訣
第4章 味わい深い文章にするための心得
第5章 心を伝える手紙の心得
第6章 手紙にあふれた思い―先人の書簡より
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
磁石
22
文章は早く書かなければいけない。読む人のスピードは、朗読しても書くよりも何倍も早い、舐めるように熟読してくれることを期待してはいけない。文章は大切なものだけ書けばいい。装飾は省きあっさりと、ブツブツと呟きながらでも耳で確かめるべし。書きたい思いを描くのも重要だけど、ソレをちゃんと伝えることも/読者のことも考える必要がある、そのような気配りが文章をキレイなものにしてくれる。2017/06/16
モッタ
18
★★★☆☆ とにかく書いてみる。毎日書いてみる。人間の慣れというものはすごいもので、ただ書いているだけで徐々に文章が上手くなる。そして、文章を書くときはできるだけスピードに乗って書く。文章のリズム、流れをつくることができるためだ。僕はあれこれと悩んで、一文書くのに何分もかかるときがある。考え、いいものを書こうとするのはいいが、そこに読む側のことも配慮しなければならない。伝えるというのは、そういうことだから、難しい。 ※友達借り2011/11/10
ヴェルナーの日記
13
文章を書くための心構えを主眼において書いた本である。特に昨今、手紙や葉書を書く機会が少なくなっている世の中で、改めて書く作法を示しているが、その作法の中に文章を書く上での大切なエッセンスが含まれていることを示す内容だ。2010/08/05
kaba
7
付せんがたくさん立ちました。「繰り返し読むのだ!」と自分が言っている。国語辞典とともに机上になくてはならない書となりそうです。文は人、文はこころ。なんだか無性に文章が書きたくなった。 2023/11/25
ぴー
7
波平さんと話してる気分で、どっぷり文章を書くことを考えられた。教養深い挿話が随所にあり、古き良き時代の香りも楽しめた。「文章は料理」という言葉が好き。どんな時も読んでくれる人のことを考えて書かねば、と襟を正す気持ち。自分の書く言葉と向き合うのは本当に苦しいけれど、毎日書く努力を続けるしかないようだ。2016/01/16
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