PHP文庫<br> イギリス怪奇探訪―謎とロマンを求めて

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PHP文庫
イギリス怪奇探訪―謎とロマンを求めて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569566719
  • NDC分類 388.33
  • Cコード C0195

出版社内容情報

  人気の国・イギリスは怪奇的な事件や民話の宝庫。数多く残る不思議な伝説や、拳女狩り、妖精、亡霊などの伝承をたよりにこの幻想の国を紹介する異色の文学散歩。    

内容説明

人気の国・イギリスは、アーサー王の話をはじめとする不思議な伝説や、魔女や妖精の伝承、シェイクスピアやバイロン卿にまつわる謎など、ちょっと怪奇的で不思議な話の宝庫である。本書は、そんな怪奇的な伝説・伝承をたよりに、首都ロンドンを皮切りにイギリス各地を訪ねる異色のガイドブック。写真も豊富で、読み物としても存分に楽しめる。イギリスの知られざる魅力に出会える書。

目次

たそがれの白い国―南イングランド(巨石の神秘;優美な丘の白馬たち;アーサー王伝説;シェイクスピアが残した謎;奇怪なコンウオール)
魔女の棲む国―北・中部イングランド(遠い中世の美女たち;古い歴史の町の指輪物語;竜の棲む井戸;森林幻想)
森と古城の国―ウエイルズ(イギリス古城物語;悪魔の残した遺産;恋をする妖精たち;巨人たちの伝説)
夢織りの国―スコットランド(魔女の狂宴;怪奇ばなし;静かな町の殺人者たち;血塗られた王家;灰色の湖にひそむもの;バーンズの見た妖精)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

135
「イギリス怪奇探訪」という書名ですが、著者の優しいお人柄と語り口のお陰か怖さはあまり感じられず異国の古代の牧歌的なお伽噺を存分に味わい楽しんで読めましたね。『指輪の伝説』星占いの出来る男爵が四歳の息子の運命を占うとヨークの大聖堂近くの身分のいやしい家の娘と結婚すると出る。男爵は娘を見つけ親を騙して取り上げ娘を川へ投げ捨てるが幸い彼女は漁師の家族に助けられる。十五年後に男爵は娘と再会し盗賊に殺しを命じるが今度も同情され助かる。男爵は自分の指輪を海に投げ込み娘にこの指輪が再び見つかるまで顔を見せるなと告げる。2020/06/28

ヴェルナーの日記

91
この本も(と、言うとどの本なのか?)と突っ込まれそうですが、凡そ本題名から察していただき、これらの類いは“ミステリー・ツアー・ガイドブック”と化してしまう。本書も例外ではなく、親切にも写真付き・地図付きと、いたり尽くせりの内容になっている。イギリスの歴史も日本と同様に古いので、怪奇譚には事欠かないお国柄。しかも中世では血で血を洗う骨肉の争いが頻発していたし、ロンドン大火災やたび重なるペスト等の大流行で、それこそ数え切れないほどの人々が、あちらこちらでお亡くなりになっているから怪談ネタに困ることがないのだ。2016/04/30

クナコ

11
初読。気分だけでも外国へ。ついでに夏の終わりと思ってホラーテイストも加味。幽霊好きで知られる英国。イングランド、ウェールズ、スコットランド各地に残る歴史上の曰くや伝承の数々。本書の内容が執筆されたのが1980年ということなので、紹介された場所のいくつかはすでに再開発等により存在していないかもしれない。地域の伝説を語り継いできた人々も都市部へ移動して、もはや絶えた言い伝えもあるのかもしれない。それでも有名な観光地や偉人の生地などは残っているだろう。いつか本書に紹介された場所を訪れてみたい。2021/09/09

戦狐

5
イギリスの歴史と怪異を幅広く紹介していて分かりやすかったです2014/07/19

madhatter

5
イギリスの怪奇スポットの概説書といった趣の本。スタンダードな話題が多い。また、記述も一つの話題を詳しく掘り下げるというものではない。広く浅く、多くのスポットを駆け足で紹介する形を取っている。故に、イギリスについて興味を持ち、これまでに類似書を多数読んでいる向きには、食い足りない内容だと思われる。ただ、変わった切り口のイギリス紹介として、初心者(おかしな表現だが)にはお勧めかもしれない。2010/02/14

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