出版社内容情報
太古から宋代に至るまで、中国歴史の入門書として読み継がれてきた十八史略名君、参謀、賢者らの言行から、激動の現代における人間の行動規範を読み解く。
内容説明
太古から宋代に至るまでの中国歴史の入門書として読み継がれてきた「十八史略」―名君、参謀、賢者らが残した数々の言行は、時代を超えて現代を生き抜く叡知を語る。「太公望」「刎頚の交わり」「臥薪嘗胆」「四面楚歌」など、数多くの名言・史話を生んだ治乱興亡の歴史のなかから、二百の話を厳選しわかりやすく解説する。
目次
百言(教化と感化のちがい;理想の指導者像;幸・不幸は心がけ次第;公私の別はあきらかに;酒のいましめ;生は旅の仮住まい、死は故郷の天に帰ること;徳、禽獣におよぶ;トップの反省、六つのチェックリスト;重要なのは指導者の人格である;欲望は無限に自己増殖する)
百話(漢方薬の祖―神農;民族的統合のシンボル―黄帝;鼓腹撃壌―支配を感じさせない理想の政治;トップの座を他人にゆずる「禅譲」の由来;南風の詩;肉山脯林;酒池肉林・長夜の飲;炮洛の刑;麦秀の嘆;太公望)