内容説明
人生とは何か。真実の生き方とはどういうものか。古きより人々に愛されてきた漢詩の中には、志と気概の吐露、酒と歓楽の日々、激しい恋の心模様、逆境と孤独の心情、老いと悟りの境地、そして別離の想いなど、人生を織りなす様々な場面の心のあり方を題材にした名篇がある。本書は、その中から33篇選び、気鋭の中国文学者が、人生について思うままに綴った味わい深い随想集である。
目次
第1章 人生とは気概
第2章 酒と歓楽の日々
第3章 男と女と人生と
第4章 逆境の身を詠う
第5章 旅の愁いが身にしみる
第6章 悟りの心水の如し
第7章 老年の想い
第8章 さよならだけが人生だ