出版社内容情報
失敗を恐れる人、自分はダメだと思い込んでいる人、そんな人達に贈る自己実現の生き方論。成功と失敗を分ける心理の根源を「人間力」の視点から探っていく。
内容説明
能力がありながら、途中で挫折してします人。真面目で仕事熱心でいながら、努力が報われない人。その背後には必ず、甘え・劣等感・抑圧・ナルシシズムなどの心理が働いている。それらの心理によって、等身大の自分を見失ってしまうことから、人生の悲劇は始まるのである。―本書は、能力・努力プラスアルファの力、「人間力」というトータルな視点から、人生の成功への鍵を探る。肩の力を抜き、自分の一番したいことを見つけるための、生き方論である。
目次
第1章 自分を駄目にするのはこんな人間だ
第2章 甘えた人間は不運の犠牲者になる
第3章 心の不健康さにむしばまれてはいないか
第4章 自信が持てない本当の原因はここにある
第5章 だまされやすいのはナゼか?
第6章 ナルシシストは賞讃だけを頼りに生きる
第7章 人は能力によって幸せになるのではない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさげ
3
鏡に映った自分ではなく実際の自分と触れ合えれば自分のやりたいことが発見できる。目からウロコでした。2016/09/21
KEI
0
過度の劣等感、鬱、燃え尽きの原因について鋭く言及されている。本に書いてある内容の多くが自分に当てはまり、読んでいる途中心を抉られているような感覚があった。自分の中の毒を認識させ、吐き出させてくれる良書でした。人を選ぶ本ではあると思うが、同じようなことに悩んでいる方にはおすすめ。2015/04/27
やーくん
0
まだ自分が産まれて無い時に出版された本ですが、非常に人間の深い真理を捉えている本。他人と自分に心から触れた時、自分が本当にやりたいことが何なのか分かるという。読まないといつまでも気づけない心理や気づいていても無意識に蓋をしてしまっていた事によって、生じていたモヤモヤした不安や葛藤。他人とのコミュニケーションの中で自分が他人の事を思いやれていなかったのか痛感させられました。また読み返そうと思う一冊。2024/07/06
みぃ
0
自分の心と触れ合うということが、自分は何がやりたいのかわかるということでもある。自己不在だからこそ皆に好かれようとするのと同じように、自分は皆にとって問題にされている存在であると錯覚する。人間は、自分を受け入れられない限り、悩みつづけ、消耗しつづけ、倦怠しつづけ、沈みつづけ、傷つきつづける。ストレスをためてしまうような人は、やはり心のどこかに普通の人より保護してもらいたいという願望がある。相手と利己的に関わろうとするから相手が怖くなるのである。2024/03/30