出版社内容情報
信長・秀吉のふたりの天下人に仕え、遂には会津若松城主にまでなった名将・蒲生氏郷。信長がひそかに「我が後継者」とまで思い定めた氏郷の波瀾の生涯を描く歴史長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MIKETOM
6
君主(大名)の配下武将の伝記というのは、結局のところその君主の伝記とほぼ同じってことになっちゃうのは仕方ないところなんだろう。本田忠勝や片倉小十郎景綱を読んだ時もそう思った。本書も、全400ページ中350ページは信長・秀吉の時代の歴史の流れを書いただけに等しい。氏郷はときたま感想を述べるだけの存在になっちゃってる(長篠の戦いの時の鉄砲三段撃ちに驚愕するとか)。本書で氏郷が物語の主人公になるのは、ラスト50ページ以降の奥州の変における伊達政宗との確執部分だけ。乏しい資料で執筆者も苦しいんだろうね(苦笑)2019/07/28
こまったまこ
5
「蒲生氏郷」というよりも彼の上司だった武将たちのダイジェスト版みたいな話。氏郷が登場してくるシーンは少ないです。彼の目から見た信長秀吉家康の話をもっと内容濃く読ませて欲しかったです。2010/03/12
ゆうへい
3
蒲生氏郷といえば、あの鯰尾兜の武将というイメージが強いです。 伊達政宗や徳川家康を毛嫌いしているのが、読んで理解できました。ただ、中身はあっさりで蒲生氏郷の心情が描かれていませんでした。
BIN
3
織田信長や豊臣秀吉が大半で、おまけ程度に出てくる程度。いまいち目立たなかったなあ。他の人の作品を読んでみたい2012/03/14
duckcall
3
初・佐竹申伍。読みやすい2009/08/23