出版社内容情報
先人の英知の結晶である中国古典指導者の心得から処世の知恵に至るまで、ビジネスマンが気軽に読め、かつ実践に役立つ珠玉の言葉、365篇を平易に解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おとん707
11
毎年一日一話読める本を一年かけて読んでいる。今年はこれ。中国の長い歴史の中で書物に残された名言を一日ひとつ紹介している。ただしその日にちなんで特に選んでいるわけではないようだ。1984年刊。こうして366篇も掲げてみると中には今の時代にそぐわない教訓も結構ある。黙って控えめが好ましいみたいのが目立つ。尤もこれは編者の好みかもしれないが。編者が読み砕いた解説が添えられているが、編者はビジネスの荒波に揉まれた経験は乏しいのか机上の理想論が目立つのが残念。解説より自分なりの気付きで読む本。12月31日読了。2024/12/31
6 - hey
9
論語から三国志まで幅広く引用されていて面白い。子供などによませたい一冊。2013/04/01
こうちゃん
7
一日一言以上のペースで読んだ。非常に良かった。たくさんの戒め、謙虚に、冷静に、時に大胆に。礼と仁、徳、義をいつも大切に。 そこらの啓発本よりよほど役立つと思う。2018/11/20
耳目之学(不定期更新中)
7
中国古典の名言が一日に一つずつ紹介されています。メジャーな古典からマイナーな古典まで幅広く引用されているので、中国古典に詳しい人でも新たな発見があると思います。残念なのは、守屋さんのコメントが安っぽく、より深い理解ににつながらないことです。できることなら、その日に紹介した名言と関連のある名言・諺・故事成語・古典を引用してくれれば、もっと素晴らしい本になったと思います。ですが、これだけの内容の本が670円なんて安すぎます。買って損は有りません。2011/01/02
DEAN SAITO@１年１００冊
6
自己啓発の気づきを得るとっかかりにはお手軽。思想の違いなどには一切拘らず、節操なくあらゆる思想家の名言を紹介するやり方は実に日本らしい。解説の所々に女性蔑視っぽい筆者の主観が混じるのが少々不愉快。2022/03/19
