出版社内容情報
本書は、危機の予測、防止、対処、再発防止に至る四段階のノウハウから、組織管理に必要な交渉力、統率力、情報分析まで網羅した、異色のリーダーシップ論である。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ｂ.Ｊ.
4
●計画の立案とその実施にあたっては、悲観的に準備し、楽観的に実施する。 ●昭和２０年８月９日、日ソ不可侵条約を破り対日参戦したとき、スターリンが「日露戦争の仇討ちだ」と言った。肉食民族のしつこさを感じないわけにいかない。 ●一切自分でやることが陣頭指揮と勘違いしてるトップがいる。・・・本文より2020/03/05
kmiya3192
2
コロナウィルス問題を受けて久しぶりにこの本を開いてみた。まだ昭和の時代、危機管理もクライシスマネジメントと訳されている。情報を正確につかむこと、危機対処にあたっては最悪を想定すること。そして交渉力タフネゴシエーターとなること。そして統率力リーダーシップの発揮。C3の配置。トップと現場のギャップ。コミュニケーションの重要性がわかる。そして組織マネジメント。繰り返し例として示される八甲田事件。日露戦争での日本海海戦、太平洋戦争での栗林長官のリーダーシップなど危機管理の典型である。2020/03/07
Nobutaka Nagahashi
2
お互いに面識のない二人の知人よりほぼ同時に『名著、読むべし』と薦められたのですが…70年代に書かれた本なれど、全く色褪せてない。確かに名著ですね。2014/07/01
α０３５０α
2
この作者の他の本で読んだことがあるような話もいくつかありましたが、勉強になりました。やっぱり歴史とか偉人の話よりも体験談の方が面白いですね。ちなみに作者買いです。ニード・トゥ・ノウ。2013/03/19
Max Ohyama Coin
1
今更ですが、本当に惜しい人を亡くしました。優秀な経歴でありながら、裏方であり続け国を売れいた方です。 くだらない省庁の枠組みを超えて働いてくれました。 ロシアのウクライナ侵略（宣戦布告していないので戦争ではない）で少しは世間の考え方も変わったと思いますが、今こそ沢山の方に読んでいただきたい本です。2022/04/22
