出版社内容情報
「社員稼業」とは、社員一人一人が一個の独立経営体の主人公に徹し、経営的な立場で物を考え、仕事を進めよという提言。妙味あふれるビジネス道を平易に語った書。
内容説明
「社員稼業」とは、与えられた仕事を単にこなすだけのサラリーマンに終始するのでなく、社員一人一人が自ら一個の独立経営体の主人公に徹し、経営者的な立場で物を考えて仕事を進めよう、という提言である。事業部制、独立採算制の先駆として、長年にわたって多くの人材を育てあげてきた著者が、その豊かな経験をもとに、仕事の楽しさ・厳しさ、そして生きがいを考える。平易な語りかけの中に、若きビジネスマンへのあたたかい励ましと期待が切々と伝わる好著。
目次
一話 生きがしをどうつかむか
二話 熱意が人を生かす
三話 心意気を持とう
四話 何に精魂を打ち込むのか
五話 若き人びとに望む
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ykmmr (^_^)
140
いつも、当たり前で普遍的な事なのに、世の中に通じ、力強い印象を与える「日本が世界に誇る実業家。」の本。『道をひらく』同様、心に残る。自分の『適材適所』を見つけて、自分が『経営者』の立場になり、仕事を進める。働く事で衣食を手にし、礼節を知る。時に「なすがまま」というか、その流れの通りに『人生』を歩む事も大事。「自分や周りの人を大切にする事。」。出来るようで出来ていない事を問いかけてくれ、生きる為の力を与えてくれた。2023/01/17
Shinya
11
講演での話をまとめた一冊。 今の時代には合わない話もあるが、一社員、一社会人として覚えておきたいこともあった。 上司や部下の話が一番ためになった。2017/10/25
まさげ
9
従業員が10人の企業も千人の企業も社長は一人、社長の苦労を知ることが社員学の第一歩であることが印象に残りました。2018/03/27
Kaz
4
二十年以上前の本なのに、現在でも通用する内容ばかり。普遍的なことを見抜き語れる凄さに驚く。2016/02/06
だいすけ
3
人は衣食足りて礼節を知る、その原料を提供することで人々を真人間にし、住みよい社会にしていこう、社会に貢献していこうという会社は、もはや一私企業ではなく公器なんですね。平易な語り口だけど大切なことがたくさん書かれています。2016/05/23