出版社内容情報
近代日本外交の礎を築いた陸奥宗光。条約改正、日清戦争と下関条約、そして三国干渉と、激動の時代にあって日本の命運をになった男の生涯を描いた記念碑的労作!
内容説明
不平等条約の改正、日清戦争と下関条約、そして三国干渉―激動の時代にあって、日本の命運を担い、近代日本外交の礎を築いた陸奥宗光。だが、その前半生は、一家流浪、坂本龍馬や伊藤博文との出会い、明治新政府への参画と4年間の投獄など、波瀾に富むものであった。本書は、「蹇々録」をはじめとする膨大な資料と、父祖からの伝承をもとに描かれた“実像・陸奥宗光”として、近代日本史に一石を投じた力作である。
目次
行路難
自得翁
嘘つき小二郎
新政府
鵬翼折る
冬の鶯
「日本人」
土佐のいごっそう
運命の年
夢破る
蛍雪の功 再び
鷙鳥は群れず