出版社内容情報
「戦わずして勝つ」を理想とする兵法の書『孫子』。その著者といわれる孫武と孫・$8166・という二人の天才兵法家の波瀾の生涯にふれ、人間学としての『孫子』を紹介する。
内容説明
「彼を知り己れを知れば、百戦して殆からず」―兵法書の超ロングセラー『孫子』。その著者は孫武とも孫〓ともいわれるが、いずれも不遇な生涯を送り、人生の裏も表も知り尽した人物という。たがらこそ、その書は、単なる兵法技術のノウハウ書でなく、人間に対する深い洞察に満ちた人生哲学として、今日でも強く人をひきつける。本書は、孫武と孫〓という2人の天才兵法家の生涯を振り返りつつ、『孫子』の魅力をあますところなく語った渾身の書き下ろし文庫。
目次
第1章『孫子』という書物について
第2章 『孫子』の思想的な本質
第3章 「孫子」と「孫〓」のプロフィール
第4章 『孫子』兵法の特徴
第5章 『孫子』の内容
第6章 『孫子』の新しい読み方
附録『孫子』の名言抜粋
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
100
孫子、兵法の入門書の一つ。副題にある「行動哲学」は、戦略・戦術のことと理解。第六章の「戦術のテキストとして読まないこと」「哲学の本として読むこと」は納得できなかった。戦術例があったとしても、制約条件が違えば、そのまま使えないことは教科書として当たり前のこと。どこまで制約条件を詳しく書くかは、読者の層をどこに設定しているか。「哲学」といっても「行動哲学」であり、学問の根本原理としての哲学ではないかもしれない。2014/05/04
CYD
1
だいだいは一般的な孫子の兵法に解釈でしたが、ときより作者の極端な解釈があり、なんともいえない感じでした(まぁ、100通りの解釈があるって言われるぐらいだからしょうがないのかなぁ‥)。ただ、孫子と老子が哲学的に同類のものと紹介している事に関しては腑に落ちませんでした。確かに似てはいますが、孫子はあらゆる努力するのに対し、老子は無為自然を唱え、無能な人は何もしないで優秀な人に全て委任しろっていうだから、これはかなりの違いだと思います。ともかく、人には薦めれないです。
サル
0
孫子本といえば自分にとってコレ!!2013/12/01