出版社内容情報
人間を考える「社会哲学」をめざす飯田経済学。過つことのない視点で「豊かさ」の果ての本当の幸せを論じ続けてきた著者の粋を集める。
内容説明
我々はどこで誤ったのか?高度成長が終わり、バブル景気とその崩壊、「規制緩和」の大合唱まで、カネ儲けに狂奔し「規律」と「モラル」を喪失した日本。この25年を冷静に見据え続けたエコノミスト、警世の集大成。
目次
序 日本の「自立」
体験的技術援助論
「海外投資立国」論
高い自己調整力もつ日本経済
「ケインズ批判」を考える
「日本的特殊性論」の危険性
規律なきアメリカの対日戦略
「日本型システム」擁護
「前川リポート」批判
「規制緩和」論批判〔ほか〕