出版社内容情報
拝金主義、フェミニズム運動の閉塞状態そんな80年代に颯爽と登場したマドンナ。彼女が象徴する「時代」と「アメリカ」を読み解く。
内容説明
硬質の肉体と意志をもつ新しい時代の「セックス・シンボル」として、80年代のアメリカに颯爽と登場したマドンナ。若者の絶大な支持を受けながら、その過激すぎる歌とパフォーマンスで常に社会の男たちに挑戦状を叩きつけてきた意味とは何か。レーガン大統領率いる保守政権の誕生とそれに伴うフェミニズム運動の停滞、バブル経済到来による拝金主義・拝物主義の蔓延―マドンナとその生き方が象徴する「時代」と「アメリカ」を読み解く。
目次
第1章 スーパースター・マドンナの登場
第2章 マドンナの実像
第3章 マドンナという時代
第4章 モンローとマドンナ
第5章 男たちとの闘い
第6章 フェミニズムとマドンナ
第7章 松田聖子とマドンナ
第8章 マドンナの新しい生き方
第9章 映画女優としてのマドンナ