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出版社内容情報
アフタヌーンティーと茶道、騎士道と武士道、共通点はどこにある? 英国通の二人が綴る異文化探訪エッセイ。イギリス贔屓には理由がある。
内容説明
個人主義の奥深さに学ぶ。イギリスでは、なぜ本音で話せるのか?紅茶・ガーデニング・香港返還・ダイアナ妃など、日本人にも興味津々の話題をとりあげながら、愉快にして納得、「似て非なる国」の本質に迫る。
目次
第1章 イギリスという国の魅力―本音、信頼、個人主義
第2章 教養を捨てた日本人―イギリスの教育、日本の教育
第3章 イギリス料理は家庭料理にあり―日本人の先入観を正す
第4章 至福のアフタヌーンティー―イギリスのお茶の世界
第5章 王様の財布を狙い、女王のワインを盗む―英国王室観察記
第6章 イギリスから何を学ぶか―ほどよく質の良い社会と市民
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
行加
5
共著にする意味が、最初分からなかったのですが、もしかするとリンボウさんの「日本の並び大名」システムへの、アンチテーゼなのかな?と感じましたw(余談ですが) イギリス人は無愛想、とかイギリス料理は不味い、とかに対する、お二人のイギリス擁護エッセイです。クランブルとクロテッドクリーム食べたくなりますv あ、リンボウさん〜今は日本でも美味しいクロテッドクリーム作られる様になりましたよ!(*^_^*) 2015/03/09
ごー
2
私は中学生の頃から英語の勉強を始めたが、イギリスのことって案外知らないものだなあと思う。クロテッド・クリームというものを知らないし、アールグレイが中国茶だということも知らなかった。 二人の学者がイギリスをほめる。イギリス人をほめる。これは20年前の本なのであって、現在では「イギリス人は〜」とまとめるのはなかなか難しいのではないかな。特に都会では、イギリスとは違う文化を持った「イギリス人」がたくさんいるから……。出口保夫氏のご冥福をお祈りします。2019/08/23
えめらるど
1
イギリス料理、アフタヌーンティー、他その背後にあるものを見よ。杉田比呂美さんのイラストがすてき。20年前に出た本なのかー。2017/03/20
Makiko Yuzawa
1
この前、本でフランスやフランス人のことを何となく知ったが、今回はイギリスやイギリス人のことを何も知らなかったけれど少し知ることができた。本て楽しいなあ。 大勢の日本人が憧れるイングリッシュ・ティーとかイングリッシュ・ガーデンとか、表面的な部分だけでなくそれが成り立った背景を知ること、外交官は真の教養を深めるべし、といった主張が、もう20年近くも昔の本だけどすごくためになった。 島国、美しい四季、美を愛する心、ひとつの王(皇)室への愛着、お茶の世界、騎士(武士)道などなど、あらためて類似点の多さに興味をひか2015/08/11
君影草
0
イギリスの文化についてこんなに具体的に学んだのは初めて。イギリスは個人主義で思ったことをはっきりいう文化がある。これは日本人にとってみると冷たい、と感じることもある。しかしイギリス流の礼儀、騎士道なのだ。2023/07/15