出版社内容情報
『御宿かわせみ』『はやぶさ新八御用帳』に描かれた、親子の葛藤、安らぎとは。普遍のテーマ、家族を描く平岩作品の読みどころを活写。
内容説明
ぶつかり、慰め、励まし合う、「血の通った人間関係」とは…。失われた父性や母性、人情の手ざわりを喚起する、平岩作品の読みどころ、泣かせどころ。「新・御宿かわせみ」のサブ・テキスト。
目次
序章 「家族」を求めて
第１章 『御宿かわせみ』―「悪」の隣の楽園
第２章 『はやぶさ新八御用帳』―単独ヒーローによる捕物帳
第３章 「慈しむ父」を求めて―平岩作品にみる「父性」の存在
第４章 奪う母、慰撫する母―平岩作品のヒロインたち
第５章 芸道小説と「家族」―いま、家族が危ない！？
対談 さまざまな家族がある
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポメ子
6
平岩弓枝さんの作品を主に家族という面から分析している。 ネタバレもちょこちょこ入っていた。 また途中まで、読んでいた『御宿かわせみ』を読みたくなった。 図書館本2020/06/10
