出版社内容情報
仲麻呂の詠んだ「天の原ふりさけみれば……」。望郷の歌として名高いこの古歌に、実は恐るべき中国の日本支配の陰謀が隠されていた!
内容説明
望郷歌として名高い古歌に、驚くべき秘密が隠されていた。中国皇帝の大臣となった仲麻呂が、日本にいる同志に向けて発した重大な通信とは?8世紀の日本、中国、朝鮮半島を巻きこんだ外交戦争の実態を明らかにし、天皇制成立の謎にせまる。
目次
第1章 よみがえる阿倍仲麻呂
第2章 古代史の闇のなかから
第3章 第八次遣唐差使
第4章 混沌の平城京
第5章 彷徨する聖武天皇
第6章 民生か、国権か
第7章 唐の対日政策
第8章 操られる孝兼女帝
第9章 安禄山の乱
第10章 吉備真備、起つ
終章 明らかになった古歌禁忌の秘密