出版社内容情報
親と子はどうすればもっと深く心を通わせられるのか? 人と人との関わり方、そのためのことば遣いを、ベテラン・カウンセラーが説く。
内容説明
「お前の言っていることは分かるよ。だけど…」と続く親のことばに、子どもはむかついている。大事な時に大事なことをしっかり話しあえないために、人間関係に傷つく人が増えている。相手の言うことを否定し上からの意見を押しつける「対立」のことば=「だけど」から、互いの違いを認め相手を受容する「対位」のことば=「だのに」へ。神戸の街角で二十余年、時代と家族を見つめ続けたカウンセラーが、ひととひととの深く温かなかかわりあいへの願いを綴る。
目次
第1章 肝心のことが話しあえない私たち
第2章 「話しあえる」とはどういうことなのか
第3章 話しあい無用の歴史は長い
第4章 「頭の一致」と「心の共有」の違い
第5章 話しあえるための“対位”の条件
第6章 二つの私をとりなす私
第7章 話しあえる未来へ
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- 和書
- 自壊する「日本」の構造