出版社内容情報
神戸児童殺人事件、少女売春、大震災、住専等々、平和ボケした平成日本人を一刀両断。鬼才の眼と筆が我々の本質を容赦なく暴く。愛国、憂国の書。
内容説明
神戸小学生惨殺、援助交際、従軍慰安婦、金融不祥事、オウム、大震災…。昭和20年8月15日、日本人は思考を停止した。お題目の「平和」と「民主主義」の結末を問う。
目次
指導者不在の時代、せめて親は子供の規範であれ
「軍国少年」と「少女売春」、いったいどちらがまともなのか
たった一つの敗戦が日本をリビドー低下国にした
他国を責められぬ日本の核事情
言葉を失った日本民族の崩壊
売春少女の未来は自立した強い女
子供造り放題、いい加減な男の話
コミュニティの確立こそ危機管理の基本
老後への備えは蔵書の整理から
住専問題にもの申す〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりんとー
8
野坂昭如も亡くなったんだよなあ。面白いおっさんだった。しかし正鵠を射る言葉の数々。只者ではなかった。(松岡正剛千夜千冊81冊目)2023/06/20
春菊
3
トネリコさん同様、私も松岡正剛千夜千冊に採り上げられていたため読んだ。「現在の問題、作者の過去の経験、経験に基づく現在の問題に対する対処法」のパターンで大体の章が展開して行く。過去の経験談はそれなりに興味深いが、現在の問題との関連ではこじつけ気味な感じがして熱中して読める本ではなかった。文壇バァの話は説教臭さがなく良かった。以前、野坂昭如の小説をいくつか読み、戯作調に込められた真剣さに感銘した記憶があるが、僭越ながら、このエッセーでは本当に単なる戯作に終わっているのではないだろうか。2021/01/19
竹薮みさえ
1
小気味よく切ない。
-
- 和書
- Mガールズ