出版社内容情報
五・一五事件を契機に帝国空軍が誕生。戦艦大和は世界初の戦艦空母に設計変更された。そして真珠湾。大和と米機動部隊の死闘が始まる。
内容説明
帝都を震撼させた五・一五事件を契機に、陸海軍航空隊の精鋭を結集した帝国空軍が発足した。全ての航空機及び空母は空軍が掌握し、司令長官には山下奉文中将が就任。そして世界最大の戦艦大和・武蔵は、前代未聞の戦艦空母へと設計変更された。昭和十七年元旦、ハワイ沖の米機動部隊に大和が挑む。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニミッツクラス
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初霧島那智氏。書店で知り得ていたが・・シリーズを外すと痛いと思って単発の本書を古書店にて購入。着想は面白い。帝国の“逆襲”ではなくて強襲だから荒唐無稽と言うほどでもない。骨子は単純明快で、実際こんなふうだったらなと言うワクワク感はあるものの、戦艦空母大和(双胴!)の主砲は一度も火を噴かない。オアフ島の攻略という戦略が大前提で、遥々太平洋を横断してきたのに現場サイドが戦術上の都合でいとも簡単に放棄するところが営倉一直線ではないだろうか。横綱戦で立合いを変化したような肩すかしな読後感。★★★☆☆☆2013/01/29