日本的経営の本流―松下幸之助の発想と戦略

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日本的経営の本流―松下幸之助の発想と戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 289p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569555027
  • NDC分類 335.21
  • Cコード C0034

出版社内容情報

  日本的経営の本流とも言える松下経営学を、気鋭の経営学者が鋭く分析する。経営理念・組織・経理システム・販売戦略など各論も充実。    

内容説明

ミクロ的視点は、特定のリーダー企業が日本的経営の形成プロセスで果たした主体的役割をとくに重点的に解明したい場合にはマクロ的視点よりもすぐれている。本書は、日本的経営の形成主体であるリーダー企業の典型、松下電器の役割を解明したいので、このミクロ的視点に立っている。その際、本書は終始一貫して、創業経営者である松下幸之助の思想や考え方に注目していく方法をとった。まず松下幸之助の思想や考え方を出発点として、松下経営の戦略や組織の本質に迫り、次いで、松下経営が「PHP運動」を媒体に、他の多くの日本企業に波及していくことで日本的経営の本流となっていったプロセスを解明しようとしている。そしてそれとともにそうした日本的経営の本流が今後どこにどう向かって流れていくのかについて、その行方を展望しようとしたものである。

目次

序章 松下幸之助―人と事業
第1章 事業創造
第2章 経営理念と競争戦略―理念の浸透と創業経営者の役割
第3章 研究開発戦略
第4章 提携戦略―松下電器・フィリップス社間の事例にみる企業提携のマネジメント
第5章 国際事業展開―グローバル時代の企業経営をめざして
第6章 組織編成―松下電器の事業部制
第7章 組織文化―創業期における文化の形成プロセス
第8章 人材育成―人を育てるリーダーシップ
第9章 労使関係―信頼関係の創造と互恵的労使関係
第10章 経理制度―松下経営と経理システム
終章 日本的経営の本流とその行方

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

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松下幸之助と松下電器の経営について、経営学的な視点から様々に分析されている。PHPが発行しているので、勿論、悪いことは書かれていないということはあるが、松下幸之助という人が稀有な存在であるということと、日本の多くの経営者が彼に影響を受けているということはわかる。印象深いのは、彼が経営理念の大切さに気が付いたのは、天理教の施設を訪れた時だということ。今でこそ、経営理念やミッションなどを掲げる会社は多いが、250年という気の遠くなるような経営計画を打ち出した企業は後にも先にもないのではないか。2016/10/31

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