出版社内容情報
新選組を語る傑作誕生! 膨大な史料を検証し、その発足から終焉までの軌跡を漫画で辿る大作。著者のライフワーク、ここに成る!
目次
池田屋騒動
試衛館 天然理心流
新選組をつくった男 清河八郎
柴司・麻田時太郎 切腹
長曾弥虎徹
力士斬り
禁門の大政変
局中法度書
芹沢鴨暗殺
内山彦次郎 暗殺〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GaGa
52
面白かった。芹沢など、顔が現代では判別できない人物に対しては、のっぺらぼうで描くなどの工夫が笑える。ラストの汽車に乗っての再会なんかはブラックジャックのオマージュなのかなあとさえ思わさせる。池田屋事件においては尊攘派の殺され方も描かれており文字資料の漫画版としても価値はあり。新選組ファンは必読の一冊。2012/05/25
ホレイシア
4
特に「新選組」ファンではないが、幕末にはまったらやはり手に取るべきだろう。著者はかなり詳しいと見た。「○○さーん、切腹の時間ですよ」とか、笑った笑った。
蘇芳
3
新聞漫画のようにコツコツ読み、後半敗走あたりから一気読み。死をコミカルに基本ギャグ調なんですが、ちょっとシリアスにいくと、なんでこんなにしんみりくるのかね。歳さんはやっぱりかっこよかった。2013/10/25
Vier
3
絵柄がホントに本人にそっくり(というか肖像画・写真の類が残っていない人物はわざと適当な顔に描かれている)で面白い。とにかくリアル。結構皮肉がきいてたりするが、それでも史実をちっとも損なっていない辺りが凄い。新選組を少しでも知っている人間にとってはネタの散りばめ具合が実にナイスだと感じるんじゃなかろうか(自分はそれほど詳しくないが)。何だかんだ言って一番おいしいところはやっぱり副長がかっさらってる感じ(笑)
ぐるぐるめぐる
2
初めて読んだ時は、ごちゃごちゃしてて読みにくい、と思ったケド、読めば読むほど書き込みっぷりがすごい。土方さんが白虎隊隊士を見て沖田君を思い出すトコが印象に残ってる。