PHP新書<br> 日本を創った12人〈前編〉

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日本を創った12人〈前編〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569553412
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0230

出版社内容情報

  日本の独自性はいかにして創り上げられたか。聖徳太子、織田信長等、象徴的な「人物」にスポットをあて、新たな視点から歴史を繙いていく。    

内容説明

「日本の独自性」とは、いつ、誰が、いかにして創り上げたものなのか。今日の日本にまで深く影響を残している象徴的な「人物」から歴史を見直し、大きな変革期を迎えた現代を舵取りするヒントを読み解く。

目次

第1章 聖徳太子―「神・仏・儒習合思想」の発案
第2章 光源氏―「上品な政治家」の原型
第3章 源頼朝―「二重権限構造」の発明
第4章 織田信長―「否定された日本史」の英雄
第5章 石田三成―「日本型プロジェクト」の創造
第6章 徳川家康―「成長志向気質」の変革

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

55
聖徳太子は実在していた前提で語られ、光源氏は「日本的上品」なるもののルーツとして論ぜられている。下巻へ。2016/04/28

kawa

44
これは良書だ。政治と経済が解る著者が日本を創ったと称する歴史の偉人を取り上げる。歴史のプロから見れば我田引水と評価される部分もあるかもですが、歴史好き一般人には、ここが今のここに繋がるのだという極めて納得感高い話題が多数。曰く、聖徳太子-日本人の宗教観を決定付けた、光源氏-日本における「上品」の概念=「指導力を発揮せず何もしないこと」を形成せしめた、源頼朝-実権は下(官僚武家社会)にあるという社会を構築した、織田信長-初めての兵農分離、楽市楽座、世界史上初の絶対王政へのアプローチ等々。2019/05/15

こぽぞう☆

18
前編は、聖徳太子、光源氏、源頼朝、織田信長、石田三成、徳川家康。光源氏に道長ではなく!)、三成あたりがミソかな。日本人は光源氏を理想の政治家とするために、現実に政策を実行しようとする政治家を下品と思うらしい。安倍首相が良いか悪いか別にして、一部であれほど嫌われるのは、そのせいもあるか?2019/08/15

Yuma Usui

15
聖徳太子の習合思想による「ええとこどり」や、光源氏による「上品」、源頼朝による「権威と権力の分割」など、日本人の価値観や政治経済に大きな影響を与えた人物について説明した一冊。本書は前編のため奈良から徳川時代まで。合点のいく説明が多く興味深い内容だった。出来事をベースにした歴史だけでなく、後の世への影響力をベースにした歴史という考えを思うと、歴史上の人物がより身近になり面白いと感じた。2018/03/25

Kaz

15
いいですねぇ。現状を過去から紐解き未来に生かす。歴史を学ぶにはこうでなくっちゃ。まっ、未来に生かすという視点は、あまりなかったのですが・・・。頼朝、信長ときて、普通は秀吉、家康とくるところを、三成、家康と少しイレギュラーさせるあたりは、感服です。後編も楽しみです。誰が取り上げられるかは、あえて見ていません。誰が出てくるのかどきどきです。2011/11/07

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