出版社内容情報
『古事記』『日本書紀』を克明に追いつつ、最新の考古学的発見を踏まえて、卑弥呼死後の邪馬台国と大和朝廷成立の謎に迫る渾身の一冊。
内容説明
天照大御神の岩屋隠れは、卑弥呼の死と皆既日食の神話化であった。加茂岩倉遺跡の大量銅鐸の出現は、出雲の国譲り神話と関係する…。最新の考古学的発見をふまえつつ、千数百年の霧のなかから史実を科学的に浮かび上がらせ、邪馬台国の謎に迫る決定版。
目次
プロローグ 神話と歴史とのあいだ
第1章 第一世代・出雲の併合―天の菩比の命、出雲へ下る
第2章 第二世代・大和への進出―饒速日の尊の降臨伝承
第3章 第二世代・南九州への降臨―邇邇芸の命、高千穂の峰へ
第4章 第三世代・琉球へ進出?―彦火火出見の尊、海神の国へ
第5章 神代三山陵の謎―おもに鹿児島県にある三代の陵
エピローグ 九州時代の神武天皇の都