出版社内容情報
豊臣秀吉の軍師として、秀れた洞察力と才覚で世を切り拓いた竹中半兵衛の生涯! 清貧で名利を求めず、軍略のきらめきのみに人生の華を賭けた・$2111・折の生きざまを描く。
内容説明
乱世にこんな男がいてもよい。欲を持たず、ただ天与の軍略の才を縦横に駆使し、秀吉を勝利に導いた男。名誉よりも人生に美学と充実を求めて、三十半ばで夭折した智将の生涯を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホームズ
7
竹中半兵衛の事が好きなので読んでみた。可もなく不可もなくという感じかな。
へたれのけい
5
置かれた立場の中でモガイテいる人を描写しています。かと言ってグチグチしていません。淡々と描写。でっかい爽快感は無いけれど、じわっと残る作品でした。2013/09/13
きいろ
5
無欲で身弱だけれど芯の強い人。そんな印象を残した読後。戦国武将らしい猛々しさがなく、淡々と、でも人間くさく生きていったように思う。 軍師のイメージが少し変わった。2013/05/21
13km
2
儚い人だ。2012/03/07
エリ
2
何冊か竹中半兵衛が主人公の本を読み漁ったが、この半兵衛は二番目に好きだ。神々しくなく、あくまで人間らしく最期まで悩みながら生きているように描かれているところが良い。全くの無欲でないのも人間臭くて素敵。 2010/02/23