イタリアを丸焼き！―意地悪な日本人が見た文化国家のウソ・ホント

岩渕 潤子【著】

ＰＨＰ研究所（1993/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 214p／高さ 20cm
• 商品コード 9784569540467
• NDC分類 302.37
• Cコード C0030

内容説明

陽気な男たち、おしゃれ上手な女たち、香りたつ文化…。華やかなイメージを一皮剥くと、伝統と歴史に縛られた昔のままの中世的社会が顔を出す。住んでビックリ、ホントのイタリア。

目次

プロローグ　文化の国イタリア・その栄光と没落
第１章　あこがれの“理想郷”をめざして
第２章　現代文明になじめない伝統国家
第３章　歴史と文化の重圧の果てに
エピローグ　さらばイタリア

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[aisu]

80年代にアメリカの美術大学、大学院を終えて、アメリカで美術館勤務していた著者が、89年にアメリカ系の奨学金でフィレンツェに美術留学。はっきり言うと「遅れている」イタリアに驚いたというエッセイ。社会の能率の悪さ。ニューヨークの生活と比べてばかりもどうかとは思いますが。それより美術大国の筈が、美術教育も前時代的で、何より美術品の保管状態が悪い事が気になりました。25年経っていますがまさか…今も…⁈

2015/07/23