内容説明
吉田茂から現在まで、アメリカや社会党との関係に揺れ動いた戦後歴代内閣の国防政策の変遷を探り、“戦後日本的平和主義”成立の過程を検証する。
目次
第1部 日本に“防衛政策”のあった時代―吉田茂から池田勇人まで
(治安軍から国防軍へ;吉田内閣末期;鳩山内閣と防衛六カ年計画;岸政権と安保改定・米軍駐留永続化;池田政権「国軍」としての自衛隊)
第2部 一国平和主義の定着―佐藤栄作から現在に至る(後戻りする改憲問題;ニクソン政権の“自衛隊骨抜き”政策;改めて「平和主義」を問う;近年の動向)