出版社内容情報
江戸の風情を今に残す「あたま山」「へっつい幽霊」「宿屋の仇討ち」などの古典落語の名作を、あらすじと解説により一挙紹介!ソフト情報、一門系図などコラムも充実。
目次
1 現代SFもびっくりの奇想天外な噺
2 情緒たっぷりの廓噺
3 ほっとする親子噺
4 ま、お座りなさいの奥義指南
5 見習いなさいの夫婦噺
6 喉が鳴り、笑いが吹き出す江戸の味
7 抱腹絶倒の大ボケ噺
8 ろうそくがゆらーりのちょっと怖い噺
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cocobymidinette
1
噺を軽く頭に入れてから聴いた方が面白い、と把握したので、まずはこちらを一通り読んで勉強。今後も辞書的に使います。著者は私の地元富山出身の志の輔さん。大変申し訳ないことに、使い勝手のいい地元出身B級タレントかと思っておりました、というか富山県民ほぼみんなそう思ってると思うんだけど、、噺家として実力も功績もあり、また意味のあるお仕事をされている方なのですね。とんだ無礼でした。。2015/07/06
Tatsuhito Matsuzaki
0
子供の頃、星新一さんのショートショートが大好きで自分でショートストーリーを書いてみたことがありました。 話は飛びますが、ここに選ばれた古典噺は江戸や明治の頃に作られたらしいのですが、滑稽さや人情、艷笑、怪談など多彩なジャンルのショートストーリーが収められています。 監修&選者の立川志の輔師匠が仰るようにこの本を読んで落語の色褪せない素晴らしさと奥深さを再認識させて頂きました。2016/10/23