静かなる細き声

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静かなる細き声

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784569538037
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0030

出版社内容情報

  生まれた時からのキリスト教信者であった著者が初めてその少年期を明かすとともに、戦争を経た後、いかなる想いで日本研究を行ったかが行間に浮き彫りにされる。    

内容説明

生まれながらのクリスチャンであった青年を日本及び日本人の探究に駆り立てたものは何か…。「山本日本学」の核となった精神の姿を淡淡とした筆致の中に明かす、魂の告白。

目次

道標
長崎先生
世俗社会信仰
木村米太郎先生
トリさま
棒暗記
日曜学校
支出の倫理
世評不感症
不純な動機
決定的一瞬

土着化
愛の欠如
奇跡
内心の伝道

平和ならしむる者
悪魔
恵み
意志
安心感〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きくちたかし

0
山本七平さんのことを理解できた本でした。2015/02/24

はるゆう

0
何度か読み返したが、すっと頭に入ってくるようで、なかなか入ってこない内容だった。理解するには、もう少し周辺の知識が必要なのだろう。「レッテル貼り」による議論の回避、あるいは封じ込めは江戸時代にも行われていた、ということを知ったのは貴重だった。結局、日本人とは昔から変わっていないのか。2012/12/18

takam

0
山本七平氏が最後に書いた作品とのこと。雑誌の連載をまとめている。書かれている内容は山本七平氏のこれまでの研究の総集編といった内容。前半は山本氏の当時のマイノリティとしてのキリスト教徒の佇まいについて時間が割かれ、鈴木正三、石田梅岩、浅見絅斎が登場し、日本人のエートスについて説明している。引用が多く理解が難しいところも多々あった。彼の手にかかると日本人は不思議な民族としてしか認識できなくなる。2018/08/02

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