内容説明
時代の変革期に生きた福沢、松下の生涯を克明に辿りながら、両者が求めた“日本の繁栄”とは何かを探り、そこに、多くの共通点を見出した力作比較人物論。
目次
第1部 福沢諭吉(福沢思想と松下イズムの相似性;福沢思想のかたち;福沢思想における「自由の意義」;福沢思想における「独立の大義」;福沢思想における「不動の原則」;福沢思想における「自由独立の気風」;福沢思想における「宇宙観」;福沢思想の集約『修身要領』)
第2部 松下幸之助(松下幸之助のおいたち;草創期の松下経営;物心両面の豊かさ;実業人の使命観;松下イズムにおける「無常の原則」;松下イズムにおける「役立ちの原則」;松下電器戦後の発展と松下イズム;見えない契約の観念;昭和維新と松下イズムの到達点)
第3部 福沢思想と松下イズムの類似性(根源的思考;人間重視の思想;平安の主義;役立ちの原則;物心両面のバランス;共存共栄の精神;畢竟異端の説;正義感と公正感;永遠の青年;商いの心)