ある沖縄ハワイ移民の「真珠湾（パール・ハーバー）」―「生みの国」と「育ちの国」のはざまで

堀江 誠二【著】/堤 勝雄【写真】

ＰＨＰ研究所（1991/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 199p／高さ 20X14cm
• 商品コード 9784569534909
• NDC分類 916
• Cコード C0095

内容説明

沖縄県人の両親のもとにハワイで生まれ、幼少年時代を沖縄で過ごした男が、米兵として沖縄の地へ…。「真珠湾攻撃」から５０年。今あらためて、一人の人間の心の葛藤を通して探る、人間とは？国家とは？

目次

第１章　真珠湾攻撃の日
第２章　一世の苦闘
第３章　二世の選択
第４章　それぞれの運命
第５章　戦場へ
第６章　沖縄上陸
第７章　戦いの果てる日まで
第８章　帰還―そして戦後

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[かおりんご]

ハワイ関連の書籍を探していて、手にした一冊。思わず泣きました。移民２世が、父母のふるさとであり、幼少時に育った沖縄で戦わなければいけなかった事実、知りませんでした。同級生や恩師との再会は、嬉しくもあり悲しくもあったことと思います。二つの国の板挟みは、想像を絶する苦しみだったのだろうな。

2016/04/30