内容説明
ソフトウェアに賭ける通産省、テレトピア時代を画策する郵政省、「鉄」から「情報」へ、産業構造の大転換が進むなか、新たな国土計画が動き出した!日本が21世紀への生き残りを賭け取り組む情報ネットワーク社会の全貌を総力取材する。
目次
序章 外圧からの変革
第1章 郵政省の台頭と野望(狙われた官僚機構;通信問題は文化摩擦か;強まる業界支配力;情報資源立国の提唱)
第2章 盟主・通産省の自負と焦り(日の丸コンピュータの育成;ソフトウエア政策の現場;法律論争の舞台裏)
第3章 情報化をめぐる省際戦争(競合する地域情報化政策;情報省構想;コンピュータ時代の内務官僚)
第4章 インテリジェント・アイランドへの青写真(情報化時代の国土計画;分散から東京集中へ;情報化時代の公害)
第5章 官僚の可能性と限界(20世紀へ―情報通信産業の成長;メディアミックスへの対応;知的所有権の黒船;ソフト産業育成のむずかしさ;ニューメディアの苦戦;脱皮できぬナワ張り争い;知的資源立国の条件)