内容説明
海は世界に通じている。風と海流を利用して海に乗り出せば地球上のどの島へでも到達することができる。その海を古代人たちが自由に往き来していたとしたら―。20年以上にわたって「古代人大航海論」を主張し続けてきた著者が、船と航海術の歴史を跡づけつつさまざまな古代史の謎を解き明かす。
目次
第1章 古代人たちの東西交流(神話を運んだ神々たち;古代ヨーロッパ人の航海術;旧約聖書の来た道)
第2章 古代日本の航海術と中国大陸(全長25メートル、37人乗りの船;不老不死の妙薬を求めて;古代日本と中国の海上交通)
第3章 海から探る史実と伝承(南方渡航の先覚日本人;日本列島と琉球王朝;源義経=ジンギスカン論の可能性)