21世紀図書館<br> 日本人の数学感覚―なぜ計算がうまいのか 「そろばん文化」の構造

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日本人の数学感覚―なぜ計算がうまいのか 「そろばん文化」の構造

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p
  • 商品コード 9784569218847
  • NDC分類 419.1

内容説明

日本人は万葉の昔から「九九」を自在に操っていた!現代においても、日本人ほど速くかつ正確に計算のできる民族は他にない。中国から輸入した「九九」「そろばん」を武器に日本人はいかにして数学感覚を磨きあげてきたのか。『口遊』『塵劫記』などの史料をもとに気鋭の数学者が描き出す算術と日本人の歴史。

目次

第1章 日本古代の算術
第2章 中世・近世人の知的遊び
第3章 江戸初期の数学書
(毛利重能の『割算書』;百川治兵衛の『諸勘分物』;吉田光由の『塵劫記』;『算法統宗』と『塵劫記』;今村知商の『竪亥録』)第4章 関孝和とその時代
(奥州二本松の磯村吉徳;播州赤穂の村松茂清;数学界の神様・関孝和)第5章 庶民の計算能力

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ipusiron

1
1999/6/21読了

pippi

0
数学という断面で見える江戸時代の庶民文化史。緒は万葉仮名より始まるが、殆どが江戸の数学書を著した人物とその史料価値の説明。数学者のなかにも遊行の者のように各地を渡り歩く一芸で生きる者も居た、という史実は面白く、もうひとつは、いまの小学生は掛け算を若い数字、つまり1×1から唱え始め最後に9×9=81(くくはちじゅういち)と覚えるのに、最後にくる9×9を掛け算暗記の総称として“くく”と言うのかとの答えに「万葉の昔より九九八十一から習い暗記した」との説、に頷いた。2012/06/12

hazama

0
特にそろばんに特化しているわけではなく、日本の江戸期までの数学紹介という、まぁ大体今まで読んできてる和算本と同じ内容。かなり読みやすい。一般向け。2010/10/10

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