内容説明
「10億人経済」の扉は、いつ開かれるのか。世界各国企業の注目を集める巨大マーケットは、いかなる仕組によって動いているのか―「開放」と「収束」の間を揺れ動く現代中国の戦略と動向を最新情報を基に解き明かす。
目次
第1章 中国開放政策の道程(近代化にかける〓小平の戦略;開放政策“2年周期説”を読む;「経済特区」をどう理解するか)
第2章 企業の中国進出への熱き思い(中国の外資導入の特徴とその思惑;日米・中国進出の競い合い;熱おびる欧州勢の進出;活発化する中国ハイテク市場への進出)
第3章 中国市場の正しい読み方(“二つの顔”をもつ中国の合弁法;発展途上国・中国の投資環境;“合弁”と“合作”の異なった事業形態;合弁会社の設立と経営をめぐる難問;地方分権の落とし穴;中国・外貨準備のカラクリ;中国市場の“景気変動”メカニズム)
第4章 中国への企業進出、成功のカギ(企業合弁進出のチェック・ポイント;「外貨バランス」の妙案はいかに;合弁失敗例から何を学ぶか;米国企業の交渉力に学ぶ;合弁企業からみた中国市場の有望性;中国進出のタイミングと留意点;情報と人脈こそカギ;「ポスト・〓小平」と開放政策の行方)