内容説明
この第２巻は、アニメーション映画の原理を述べ、歴史をたどり、世界の国々でどんな作家が現われ、どんな作品を残してきたかを展望しようとするものである。写真が動くなら絵を動かすこともできる。そう考えた人たちがアニメーションにとりつかれた。世界のアニメーション映画の歴史をみると、作る側と見る側が互いに相手を刺戟するようにして、その流れを作ってきたように思える。空想は、作る人たちにも、それを見る人たちにもあったといえようか。この１巻からそれを読み取っていただければ幸いである。
目次
第１章 原理と歴史
第２章 サイレント映画
第３章 トーキー・アニメーション（アメリカのアニメーション；ヨーロッパのアニメーション）
第４章 日本のアニメーション史〈戦前〉
第５章 現代のアニメーション〈外国〉
第６章 現代日本のアニメーション〈戦後・最近〉（トーキー以後の漫画映画；物体（人形）アニメーション
６０年代以降の日本のアニメーション）
