感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
50
ここのところ自分の中でますます高まる夢二熱。とてもコンパクトでハンディできれいなものが好きなお友達へのプレゼントとしてもオススメの一冊です。夢二が愛した7色の色彩を解説しつつ、その色が使われた夢二作品も紹介してあります。巻末には大きめのポストカード付き。私は夢二の使う赤が印象的でとても好きです。2016/05/24
りりす
15
夢二の絵に使われる色と、彼の色彩感覚。2015/01/29
marmelo
2
「朱塗の吊灯籠にはお紺の血」「霧の多い春先の太陽は青磁の花瓶より青い」「冬の黄色い隅田川の水」「ココア色の雲」といった独特の色彩感覚で外界を捉えて、それと彼の内にある表現力を掛け合わせ、そうして出現したのが私たちが観ている夢二のデザイン。彼の絵の中に夢二という作家の心が感受と発露という運動をしているのを見る思い。商業性を意識した絵を描く一方、情緒的で素直な詩を詠みもする夢二。同一人物が成し得る技とは思えないような多才さ。2017/02/23
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