Comickersテクニックブック
グリッドで背景を描こう―マンガ背景技法

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 127p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784568505405
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C2070

内容説明

積木をつむ感覚で背景が描ける。パースが苦手でも、ラクラク描ける。マンガ背景の革命。

目次

1 基礎・世界の創造―グリッド空間とは何か?(グリッドで空間をとらえよう!―世界をつくる第一歩。1面を規定する;内側の世界を描く―立方体の内側にある空間を把握せよ! ほか)
2 実践・グリッド空間と現実空間―説得力のある背景を描くために(モノの物差しは人間だ―大きさの基準を見つけて描こう;想像できる形に落とし込む―写真をグリッド空間に置き換える ほか)
3 応用・背景描写で世界を語る―マンガの世界観をもっと豊かに(描きたいものを描くために―リアルな設定は資料探しから;そこにいる人の気配を表す―職業や年齢、性格なども伝えられる背景 ほか)
4 演出・内面にまで迫る、背景のチカラ―背景表現はこんなにも奥深い(情報量のコントロール―下手に見えない、描き込みテクニック;背景で視線を誘導する―コマの読みやすさを意識して背景を描こう ほか)

著者等紹介

常野啓[ツネノヒロシ]
東放学園映画専門学校小説・マンガ創作科講師。1969年生まれ。大学で建築を学び、ビルの外装サッシの設計を経てマンガの世界に入る。アシスタントとしてマンガの現場で経験を積み、またアニメやゲームなどのデザインも手がける。近年では、ニンテンドー3DS用ソフトや、プレイステーション・ポータブルゲームとTVアニメの背景美術なども担当

菅野博之[カンノヒロシ]
マンガ家。神戸芸術工科大学まんが表現学科准教授。1966年生まれ。1992年『少年キャプテン』(徳間書店)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒロミ

7
パースが苦手な人へ向けた漫画背景指南書、とのことですが正直パースとって描いたほうが私には早いです…。とっても難しい!グリッドとな!?パースとは別の概念を知るにはいい本でした。大友作品一冊模写(トレースじゃない)したらうまくなる気もする(笑)2014/04/03

yraurb

3
消失点なしにグリッドをつかむのが想像外に難しかった。 いくつかあった例題をやってみたけど、気がつくと消失点を探してる。自分でも補助線としてグリッドを引くことはあるけど、なんかそれとは根本が違う感じがした。2017/04/02

愛描

2
グリッドの使い方をはじめとして勉強になる部分はたくさんありましたが、一番心に残ったのは、イラストはそれらしければ正確でなくても良いという考え方です。人やものを正確に描くにはどうしたら良いものかと悩んでいたのですが、気が楽になりました。2014/08/31

とんび

2
私はだいたいこのサイコロを積み上げて空間を把握するタイプだな。知能測定テストのこの図のブロックは幾つあるでしょうが得意。そういう人向け。でも、そういう人は最初からこの方法で描いているんではなかろうか。文書・図示化されることで気付く人もいるでしょうけどね。2013/06/25

クェーサー

2
パースに従って描いてて、なんか変だなって思って適当かますときにこの考え方でやってみたらより良い修正ができるかも。ただ、これ、小学校のときに立体の展開図とか回転体、積んでるブロックの数の類が苦手だった人にはパースより難しそう。逆に、動点Pの様子とか高校の関数で変数がxyzのやつとか空間ベクトルの様子を、解ける解けないは別としてイメージできるけどパース無理みたいな人には朗報だと思う。パースとはそんなに大きく違わないけど、両方知っておいて、楽に良い結果を生むやり方をその都度採用するのがベストかなと思う。2013/05/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6458008
  • ご注意事項