出版社内容情報
チェリー(桜)、スター、リリー、敷島、朝日、大和、山桜、ゴールデンバット(金鵄)、エアーシップ、光、響、扶桑、Momoyama、Paloma、鵬翼、翼、ピース、ホープ、ハイライト、ブンスター、マイルドセブン、サムタイム、キャビン、キャスター、フロンティ・・・・・・。タバコパッケージデザインへの関心は、日本のシガレット黎明期から始まっていた。日本の製版力が生んだたばこデザインを一挙紹介!
内容説明
本書は、1952年(昭和27)発売の「ピース」をエポックメイキングとして始まる、戦後日本のたばこパッケージデザイン変遷を系統的に取り上げた初めての本であり、その開発の意図や経緯に触れながら、たばこのデザインに込めた想いを広く伝えることを目的に企画されたものである。
目次
たばこデザインの伝統
ピース
高度経済成長時代とたばこ 1955‐1964 昭和30年代その1
ホープ
ハイライト
世界に日本のデザインを 東京オリンピックとたばこパッケージを巡って 1955‐1964 昭和30年代その2
時代はフィルター付 1965‐1974 昭和40年代その1
セブンスター
「世界」を意識した時代 1965‐1974年 昭和40年代その2
マイルドセブン〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なる
27
日本のたばこデザインを集めた本。2009年までのデザインのため現メビウスはマイルドセブンだし電子たばこも採り上げられていない。日本で煙管から紙巻きたばこが流通しはじめたのは19世紀末。村井兄弟商会(西洋風)と岩谷商会(日本風)という民間企業が販売していたそうで、専売公社(現JT)が扱うようになってからもこの2社のデザインが伝統的に受け継がれている。ゴールデンバットや著名人に人気だったチェリーのデザインがかっこいい。戦時から商業デザイナーが関わりはじめ個性的になって行くのが興味深い。2021/07/19
やまうち
0
⭐︎102024/03/28