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円空を旅する

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784568430950
  • NDC分類 718.3
  • Cコード C3070

出版社内容情報

『SLAM DUNK』『バガボンド』『リアル』で一貫して人間を描いてきたマンガ家・井上雄彦が全国を行脚、12万体もの仏像を彫った江戸時代の僧、「円空」の足跡をたどり、各地の仏像と対面する。どんな人物だったのか、なぜ仏像を彫り続けたのか、作品はどのように変化していったのか。.円空の姿に井上の哲学が共鳴する・・・。描き下ろしスケッチ72ページ掲載!

内容説明

北海道、青森、岐阜、愛知、滋賀、三重を訪ね歩いて見た仏像の数、約1400体。描き下ろしスケッチ72ページ掲載。

目次

第1章 はじめまして、円空さん(岐阜の旅;井上雄彦の取材後記「円空仏」;旅のスケッチ)
第2章 現役で慕われる円空仏に泣く(青森・北海道の旅 ゲスト=山下裕二(美術史家)
井上雄彦の取材後記「円空仏取材で目から水が出た」
旅のスケッチ)
第3章 師匠と呼ばせてください!(岐阜・愛知・滋賀・三重の旅 前編;旅のスケッチ)
第4章 同じつくり手として(岐阜・愛知・滋賀・三重の旅 後編;旅のスケッチ)

著者等紹介

井上雄彦[イノウエタケヒコ]
漫画家。1967年鹿児島県生まれ。88年「楓パープル」でデビュー。手塚治虫文化賞マンガ大賞、文化庁芸術選奨新人賞ほか受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫 綺

117
仏像のお好きなDさんおススメの一冊。粗削りなようで、見る者の心に笑いかけてくれるような慈愛に満ちた円空の木彫りもいいが、大好きな井上さんがさらさらと描いた鉛筆画もいい。2016/08/06

tatsuya

39
バガボンドの沢庵が武蔵に言う「運命は決まっていて、それと同時にまったく自由だ」の解釈が記されている。円空の「帰一(一に帰るということ)」の思想と根本が同じようだ。運命づけられている事柄でも、それ以上に外側には、広がる自由は無限にある、帰る真ん中はいつも同じとういこと。<図書館本>2016/04/11

mm

25
1632年に美濃で生まれた円空は、諸国を旅し、修験者のような修行をし、旅先で仏像を12万体彫ったと言われている。現存するのは5千体くらい。円空の旅の奇跡の一部をご存知井上雅彦先生が辿り、円空仏と触れあい、スケッチをする様子を、ライターが書いたり写真撮ったりしてる。井上先生の文も少し載ってる。スケッチや写真が多いので、じっくり見れば時間がかかるだろうけど、さーっと流す。こういう本を読むと、とにかく円空仏を見に行かなくちゃ!と張り切ってしまう。厳しい修行で自然と向き合いながら彫られた仏達の表情の穏やかなこと。2018/05/08

ローリー

13
図書館で借りました。高校生の頃ハマった『スラムダンク』。今は『バガボンド』や『リアル』を連載中の井上雄彦が、放浪の旅をしつつ仏像を彫り続けた江戸時代の僧・円空の足跡をたどり、円空仏を見て回った旅の軌跡の書籍化です。円空と言えば岐阜出身!と言う事で、地元民としては読まねば!です。作品中で紹介されているお寺や博物館のうちのいくつかには私自身も行った事があり、漫画家さんの目を通して語られるとまた違った感触が得られて面白かったです。たくさんのスケッチや写真がカラーで載せられており、それだけでも満足できます。2015/12/10

Bo-he-mian

11
円空は江戸時代初期の僧で、諸国を遍歴しながら、12万体の仏像を彫ることを発願したと言われている。現在、全国に5000体の円空仏が残っており、本書は「SLAM DUNK」や「バガボンド」で知られる漫画家の井上雄彦が、円空仏を各地に訪ねるフォト&イラスト・エッセイ。実は円空は以前NHKの番組で観て興味を持ったのだけど、仏教が徳川幕府に庇護され、布教のための努力を怠り始めた頃、行脚と修行を行いながら、木彫りの仏を通して民衆に寄り添った布教をしたのが円空だった。2023/01/30

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