内容説明
光の画家モネの人生。印象派という絵画の革命を成し遂げた86年の生涯を追う。
著者等紹介
林綾野[ハヤシアヤノ]
キュレーター、アートライター。美術館での展覧会企画、美術書の企画、執筆を手がける。新しい美術作品との出会いを提案するため、画家の芸術性と合わせてその人柄や生活環境、食への趣向などを研究、紹介する
たんふるたん[タンフルタン]
絵本画家、挿絵画家。水彩、ドローイングによるやわらかな表現で、絵本をはじめとする書籍、装幀、雑誌などでイラストレーションを手がける。画家としての仕事のほかに、広告のアートディレクション、タイポグラフィー、ブランドロゴなどデザインの仕事にも従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsuki
72
まるでモネ自身が語る自伝のようなものがたり絵本。ちょうど先月『モネ展』を観に行ってきたこともあり、振り返りながら読了。中学生の頃に描いていたというカリカチュア(人物をデフォルメして描いた絵)、印象派としての絵しか知らなかったので、とても楽しく興味深かったです。やはり、人との出会いというのは大きいですね(*´ω`*) 同じ対象物をひたすら描いて光の変化を追う、画家の探究心に脱帽です☆2015/12/18
たんたん(休みます)
53
「睡蓮の葉と花々、水面の模様、時間や季節、風と光。」それがモネの描きたかったもの。描いても描いても描き尽くせない大きな世界。絵本だけあってわかりやすい言葉でモネの思いが書いてありました。モネが描いた風景がいつか私の瞳の中を輝かせてくれますように。2015/03/22
tokotoko
46
芸術の秋を絵本でも満喫しよーっと思って、図書館で借りてきました。絵本とは思えない濃さで、モネの生涯や作品、かかわった人々を伝えてくれます。作者の林さんは、キュレーターでアートライター!その研究内容は、画家の人柄や生活環境を超えて、食の趣向にまで至ることもあるようです。たんふるたんさんの絵も、とても柔らかい色やタッチで、本作中のモネを常に優しく、温かく見守っているかのようです。さまざまな転機でも、前へ進み続けたモネ。絵画も巻末におさめられています。秋が深まる今、美術鑑賞もかねて、いかがですか?2014/10/17
ケロコ
29
モネ風の暖かい絵が素敵。モネが子供の頃から大人になって亡くなるまでが子供にもよーく理解出来るように、優しく描かれた絵本でした。 巻末の絵の解説も良かった。2014/12/09
小夜風
28
【図書館】「ぼくはヨハネス・フェルメール」を読んだ時からこの「画家のものがたり絵本」をシリーズ化してほしいと思っていたので、続編が出て凄く嬉しいです。今回は印象派のモネ。最初の頃は絵を認められず酷評されたり、貧困の中自殺を考えたり…。それでもジヴェルニーの庭で30年に渡り睡蓮を描き続けたモネの姿を想像すると幸せそうに見えます。ひとりの画家についてこんなに判り易く深く知り得るこのシリーズ、凄く好きです♪2014/11/14
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