内容説明
キーワードで振り返る60年。インタビューで読み解く、時代の動向。
目次
1 イラストレーションという概念が定着していった時代(日宣美;東京イラストレーターズ・クラブ ほか)
2 メディアにのって、大量のイメージがあふれ出す(年鑑日本のイラストレーション;インタビュー・矢吹申彦 ほか)
3 イラストレーションがメディアを越境、アートの意味が分裂する(コンペティション;インタビュー・日比野克彦 ほか)
4 イラストレーションはどこへ向かおうとしているのか?(新たなビジネスモデルは築けるのか;インタビュー・坂崎千春 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫綺
19
あったあったの世界。やはり時代時代で流行りがあったなぁ、と懐かしさでいっぱい。CGで難しい表現が簡単にできるようになり、これからはどう変化していくのか?素朴、手描き感がキーになりそう。2011/01/09
山田太郎
17
へたうまのところに心ひかれる。湯村輝彦すげぇなと。長岡秀星もすげぇ。日本のイラストがわかった気になれるので、いい本と思います、高いけど。2011/08/29
雪守
17
ゆめわかばさんのコメントが縁で読了。唯一少しでも知っていたのは酒井駒子さんぐらいでしたが、掲載されているイラスト一つ一つに書いている解説と比較しながら興味深く見ていました。正直全く良さがわからないものがあったり、これはとうならされるものがあったりと様々。滝野晴夫さんの精密さには驚かされ、坂崎千春さんのペンギンたちに癒されました。でもサブタイトルで「これ一冊で、すべてが分かる!」と書いてるのに「はじめに」の一行目で否定しているのはダメでしょう(笑)。後は解説に作家の記載ページを全て明記して欲しかったな。2011/01/26
mass34
13
80年代が懐かしい。でも、ヘタうまはどうかと今も思ってる。(笑)▼灘本唯人、横尾忠則、柳生弦一郎、林静一、小野利明、永井博、日比野克彦、原田治、大橋歩、小村雪岱、森本美由紀、酒井駒子、藤本将。…いいなぁ、好きだなあ。2017/02/26
kinkin
10
デジタル機器でイラストが描ける現在、多くのイラストレーターが手描きしていたイラストレーションはどれも個性的で魅力がある。編集もレイアウトもほとんどが、デジタル化されているので、改めて手描きの面白さや素晴らしさを感じることができた。2013/06/17