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内容説明
画業60年、影絵第一人者の藤城清治の創造のプロセスを一挙紹介。
目次
影絵の魅力
影絵のつくりかた
インタビュー
スケッチをたのしむ
洗足池をスケッチする
影絵劇の世界
劇の人形と舞台装置
立体は原点
こびと人形をつくる
60年のライフワーク
著者等紹介
藤城清治[フジシロセイジ]
1924、4月17日、東京に生まれる。1941独立美術協会展、国画会展、春陽会展等に入選。1947慶應義塾大学経済学部卒業。1956影絵劇「銀河鉄道の夜」が1956年度国際演劇参加読売児童演劇祭奨励賞、日本ユネスコ協会連盟賞受賞。1980影絵劇「シャクンタラー姫」が厚生省児童福祉文化奨励賞を受賞。1995勲四等旭日小綬章を受章。1997鳥取夢みなと博覧会で3カ月ライブ上演’97エキスポ地球振興賞受賞。1999日本児童文芸家協会より児童文化特別功労賞を受賞。2006、5月、岡山県立美術館で「藤城清治 光と家の世界展」を開催。7月、鳥取県立米子市美術館で「藤城清治 光と影の世界展」を開催。銀座教文官、ミキモト本店にて「藤城清治 光と影」展を同時開催。ドイツのノイシュヴァンシュタイン城へスケッチに行き、作品を制作。「広島赤十字・原爆病院」を制作。秋篠宮悠仁親王殿下のご誕生を記念した作品「夢生まれる」を制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
285
今までに何度か目にしている影絵だが、それが藤城清治のものだとは特に意識してはこなかった。今回、初めてこうしてまとまった形で見ると、あらためてその美しさと独特の幻想性を再認することになった。藤城の影絵の美しさは、その細部の緻密さとともに、それらが全体の中で有機的な結合を見せ、不思議な幻想世界をそこに現出させるところにある。表紙に選ばれた絵「こびとの楽園」もまさにそうなのだが、本書には他にもまだまだ優れた絵が犇めいている。また、中には「猫相撲」などの微笑ましい絵も。さらにはスケッチの数々も(これがまたいい)。2025/04/02
扉のこちら側
78
2016年720冊め。制作手順を一挙公開、というコンセプトであるが、公開されたとしても誰もまねできない。平面作品の他に、NHK番組でおなじみだった舞台演出作品の話も読めてファンとしては満足の一冊。2016/09/14
雪紫
42
何処か暗いのに、懐かしい感じがするのがたまらない・・・(昔「みんなのうた」にあったような・・・)。制作過程も丁寧で何処か可愛い。あのキャラもこのひとだったのか・・・。2024/10/06
Rie
31
光と影の奇蹟。母の実家にあった「暮らしの手帖」。ページを開いていくと綺麗な挿絵。あのページを眺めるのが好きでした。大人になって藤城清治氏の描いたものだと知ったのだけど本作眺めると懐かしい。制作過程まで載っているとは‼︎繊細で夢の詰まった作品。素敵でした。2016/01/19
晴れの国のにっしぃ
22
お気に入りさんのコメントを読んで、4年前に行った岡山県立美術館での「藤城清治 光と影の世界展」でも感動の思い出し、さっそく図書館で借りました。幼い頃から慣れ親しんだ藤城さんの世界。影絵だけでなく、ケロヨンをはじめとする立体作品やスケッチ(P54・55の「アッシジの風景」とP58の「猫のシャブリ」が特に好き)も素晴らしい。細かく繊細な影絵の世界を安全かみそりの刃で生み出しているのには、驚かされました。藤城さんの作品集が欲しくなりました。2010/09/30
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