内容説明
本書では、印象派のグループがどのようにして成立し、グループ展活動をとおしてどのように作品を発表したか、ということを中心に物語が進められています。その過程ではぐくまれた友情や、心ならずも生じた葛藤にも、多くのページをさいています。
目次
第3章 印象派の変質―まんが「成功、そして危機」(アルジャントゥイユ―印象派の聖地;ポントワーズにて―ピサロとセザンヌ;第4回グループ展―アンデパンダン展と名のる ほか)
第4章 印象派を越えて―まんが「印象派の勝利」(印象派の女性画家たち―モリゾ・カサット・ブラックモン;カイユボットの遺言;巨匠たちのその後―モネ・ドガ・ルノワール ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
村上春巻
17
【B+】まんがという表現方法が、娯楽のみならず日本人の教養の習得に貢献していることをいつ頃からか実感するようになりました。司馬さんの受け売りで、専門外のことはまず児童向けのものを複数読むのがいいとあり、実践しています。印象派に関してはまめに展覧会に足を運び、大人向けの美術関連本で索引からおさらいをするようにしているのですが、このような本で全体像と大きな流れを再確認するとまた別の発見があります。子どもの時分にこういうものを濫読しておいて心の抽斗に入れておくと、大人になってその知識がふっと湧き上がるのかな。2020/02/25
とまと
0
美術に関する本は難しくてよー分からん、画集は大きくて重たくて開きたいとも思わん、という人たちに(?)普及目的に作られたまんがでしょうか。絵に詳しくなくても名前は聞いたがあるような巨匠たちが、生活のことに悩んだり、理想を追求したり、その二つのバランスを取ったり。画家同士でも人間関係があり、画家を取り巻く人たち(サロンの人たちや画商たち)との関係に摩擦が生じたり。あ、普通の人なんだよなーという当然のことを思って身近に感じました。(何の感想)2013/01/19
kanki
0
印象派、入門に良い♪2019/04/07
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- 和書
- 頼山陽書画題跋評釈