目次
第1章 明治時代の美術
第2章 大正時代の美術
第3章 昭和時代前期の美術
第4章 昭和時代後期の美術
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
4
明治から現代まで。なじみが無い作家も多かったが、近代美術の格闘を見た気がする。西洋美術史、日本美術史と全6冊を一気に読んで、もっともっと美術に、作家たちに触れたくなってきた。実に中身の濃い「まんが」シリーズだった。2016/02/21
白義
4
近現代日本美術史はほとんど固有名詞がわからないので、今までで一番漫画に助けられた。村山槐多の強烈なストーカー気質満開の個性には吹かざるを得ない。靉光(靉の字変換できるんだ)や佐伯祐三などどうも夭逝した大芸術家が多い気がする。アクションや反芸術運動、ハイレッドセンターなど前衛の潮流もフォローされていて楽しめた2013/04/05
壱
3
2024夏読3冊目。 日曜美術館や新美の巨人たちで近現代作家の名前をよく聞くようになり、大きな流れを知りたいと選んだ1冊。しかも監修が「奇想の系譜」の辻惟雄さん。(と書名をあげるけど未読… 読みたいなぁ)挿入されている個々の人生を描いた漫画が激動すぎて… 戦争で失われたものもたくさんあるけれども、それ以前でも早逝の方の多いこと… 西洋の模倣から開花し、身体表現まで一部として取り込む戦後の多様性に惹かれた。モノクロのページが多かったので、カラーで色々見てみたくなった。 🔑日本の歴史、こんなアプローチもあるよ2024/08/03
マーク
3
30 第一歩。現代美術は音楽同様シュール。2019/04/01
アカショウビン
2
和田英作の絵を見るとあまりの見事さにびっくりする。美術史の中ではどのような位置になるのか?そんな興味から図書館の児童コーナーで本書を見つけた。(しかしこれを手にする児童はなかなかいないと思う。まんがと言ってもかなりのハードさ。)まず高橋由一はちょっととんでもない根性の人だ。黒田清輝、青木繁、岸田龍生。時代としては大正時代がかなり刺激的だ。中村屋の荻原守衛、中村彝。村山槐多もいい。私は赤瀬川原平ばかり追っていたが、マヴォ「門塔兼切符売場」(1925年)に驚いた。ユトリロ、佐伯そして荻須高徳。松本竣介、靉光。2025/03/15