内容説明
世界で初めて。わかりやすい内容、豊富な資料、小学生から大人まで楽しめるまんがによる美術の歴史〈全3巻〉完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
14
古典主義から目に見えた印象を描く印象派、そして物事を簡単に表す抽象主義、象徴主義・・いろいろ分かれすぎてわからなくなるくらい。印象派が認められずに苦境に陥っていたり、その後の会派も理解されづらかったりする。現代美術がわかりにくいのは、理解しづらいからじゃないかな(笑)2017/12/03
ひと
10
美術検定3級の参考書として。驚いたことに、漫画以外のテキスト部分はほぼ公式テキストと同じ内容で、復習に丁度よいものでした。現代美術が特に覚えにくかったので、まずは3巻から。伝記漫画としてはゴッホ、セザンヌ、マティス、ピカソが取り上げられていて、ピサロとセザンヌやモローとマティスの関係などの理解が深まりました。芸術家は苦労するケースが多いですが、誰かに支えられ、引き上げられて立ち向かっていた事実にグッときます。戦後美術は特にハードルが高いと再認識したので、少しずつ距離を詰めていきたいです。2024/11/06
白義
8
通しで読むと最良の西洋美術史の手引きの一つと言えるほどのクオリティを備えていると思った。子ども向けを意識した分かりやすい文章で多様で複雑怪奇な現代美術の動向を伝え、セザンヌやシュルレアリスムのような現代絵画の源流と言える流れを、見事特徴をとらえ良質に漫画化している。年表もついているのがいい。抽象、幻想、表現への回帰にシミュラクルな現代と、現代芸術の眩惑するような多彩さはやはり魅力的だ2013/04/05
slow_life
7
短期間で概要把握するのに最適なものといえば漫画。ということで漫画でザザザと西洋美術史の復習をしました。そろそろ美術館散歩も復活したいです。パリのピカソ美術館にいけそうか調べよう。シュルレアリスムもみたい。2013/05/26
Nao
6
たまたまブックオフでこのシリーズの1巻を購入して、良かったので、全巻を読んでみた。全巻通しての感想。マンガとなってるが、半分くらいはマンガでない 笑 従って、読むのになかなかに時間が掛かった。 西洋美術史なんて初めて読んだので、大変勉強になった。西洋美術は社会の変遷と共に変遷してきたのだとわかった。これまでも時々、美術館で絵画を観てきたが、この本で美術史を概観し、社会背景なども少し理解できたので、絵画を観る目も少し深くなったかな。2019/02/20