ふつうをつくる―暮らしのデザイナー桑澤洋子の物語

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ふつうをつくる―暮らしのデザイナー桑澤洋子の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784568221374
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0070

出版社内容情報

ふつうの人の「より良い生活」を提案した服飾デザイナー桑澤洋子(1910-77)。戦中の勤労服から、戦後はユニフォームやふだん着を手がけるなど、現在につながる衣服のデザインシステムをつくり上げました。また、桑沢デザイン研究所、東京造形大学を創立し、亀倉雄策、田村茂、佐藤忠良、勝見勝、河野鷹思らと共に当時のデザイン界を牽引する教育者としての活動もみせた桑澤洋子。
幼少期の出来事、働く女性としての生き方、デザインへの熱い想いが伝わるエピードなど、彼女の生涯を通じて、その活動と思想がわかる1冊です。

◎アーティスト
桑澤洋子(くわさわ・ようこ)
1910年東京神田生まれ、1977年没。
建築雑誌『住宅』記者を経て、『婦人画報』の編集に関わるも第二次世界大戦勃発。戦時中は洋裁を学び、1942年婦人画報社を退社、「桑澤服飾工房」を開店するも空襲に合い消失。終戦後は、服飾デザイナーとして『婦人画報』をはじめ各誌に洋裁、スタイルの提案を寄せる。ふつうの人の「より良い生活のために」を指針に、工場の作業衣、ユニフォーム、制服のデザインや、百貨店の既製服コーナー設置提案、オリンピック東京大会の運営要員ユニフォームなども手がけた。また、1954年戦後初のデザイン教育学校「桑沢デザイン研究所」を設立、後「東京造形大学」を開校するなど教育者としての活動も現在に続いている。

内容説明

まちで服を買い、おしゃれを楽しむ。快適なユニフォームに身を包み仕事をする。そんなありふれた風景をつくったのはいったい誰か。ファッション・デザイナーの桑ちゃんは、着ごこちの良いふだん着をつくるために生涯を捧げた人だった。桑ちゃんに学ぶものの見方、考え方。

目次

第1章 神田川のほとりで
第2章 家族の思い出と絆
第3章 着もの姿から、モガスタイルへ
第4章 ジャーナリストの眼、手、足
第5章 戦時の服飾デザイナーデビュー
第6章 焼跡、洋裁教育、そしてデザインへ
第7章 生活の風景、社会の風景が変わる
第8章 モダン・デザインの光と影のはざまで
第9章 素直にひたむきに

著者等紹介

沢良子[サワリョウコ]
福島県会津若松市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科芸術学(美術史)博士課程満期退学。東京造形大学造形学部教授(2018年3月まで)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぺんぐぃん

2
桑澤洋子というデザイナーが普通の人の「生活をより良くする」普段着を提案して、大正から昭和を駆け抜けた一代記。若い頃から土門拳、亀倉雄策、朝倉摂や実業家の大原総一郎など、キラ星のような人達と共に、ユニフォームや普段着をつくり、学校を作り、ダイナミックな一生だ。服飾には興味はないけれど、一人の生き方として、ヴァイタリティあふれる情熱と行動力には、憧れさえ抱かせる。監修が桑沢学園なので、ちょっとバイアスはかかっているきらいはあるが、当時の女性の生き方としては型破りだったことに間違いはない。2020/11/15

doji

0
桑沢デザインの歴史を知るつもりで何気なく読んだけれど、桑沢洋子というひとのデザイン観にとても共感してしまったし、著者のあとがきにあるように、こんなにすごいひとのことがそんなに知られていないなんて、という思いが強かった。世界デザイン会議で述べられているデザインへの違和感はいまだに続いていて、その後工業化社会とともに広告が隆盛し、デザインは負のイメージとともに語られてしまったのだなとわかった。2021/05/22

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