感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロビン
15
画家であり東京芸大で教鞭もとられていた伊藤廉さんが小学生向けに書いた、芸術鑑賞の手引き書。「いのちあるもの、いきいきしているものをかくということは、それもひとつの宇宙です」「いきいきしたものとは、かいた人間のいのちのことです」など、易しい言葉で深いことが書かれていて非常に勉強になるし、芸術が不思議と好きになる。著者が自分自身の感動を真剣に伝えようとしているからであろう。「本を読むことは自分から努力しなければならない。ラジオはそれがいらない。ぼくは努力をしない人は大きらいです」との熱い言葉に微笑んだ。2022/02/08
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