内容説明
ルイス・コンフォート・ティファニーの生涯と業績を取り扱った一冊。ニューヨークの富裕な商人の息子として生を受け美術品のコレクションに囲まれて育ったティファニーの才能は、ガラス工芸の分野にとどまらず、画家として、また家屋の装飾、壁紙、刺しゅう、ランプ、セラミックのデザイン等、広汎にわたった。アール・ヌーヴォーの世界でその傑出した才を認められ、また革新者としての世評の高さをうたわれたティファニーの全貌を伝える格好の資料となるだろう。
目次
東と西の出会い
豊かな色使い
壮麗な意匠
中世を模範として
ガラスの絵画
媒体のメッセージ
美術産業
最後の主張
甦る栄光