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目次
ヴェテブスクからペテルスブルグを経てパリへ
ロシアへの帰還
脱出の要請
アメリカへの亡命と悲劇
戻ってきた幸せ
聖書の言葉
シャガールと題材
シャガールの技法(素描;リトグラフ;ステンドグラス;陶器と彫刻)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
338
大判サイズでその点は満足なのだが、美術出版社のものでありながら紙質のせいか色彩の発色があまり良くない。色に深みと鮮やかさがないのである。せっかくのシャガールでありながら、なんとも残念。また初期の絵はモノクロも混じる。初期の代表作「私と村」も。なお、初期にはピカソを想わせるキューブの絵があったりと、シャガールの試行の跡もうかがえる。シャガールの絵は、自分がそこにいたわけではないのに、強い郷愁の想いとともに胸が締め付けられるようだ。そして、世俗画でさえも宗教的な敬虔さを呼び起こす(例えば「ドン・キホーテ」)。2022/04/24